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実践!ゼロ・エネルギー住宅 〜外皮平均熱貫流率〜 17:00
南北に長い日本列島は温暖な地域もあればそうでない地域もあるので、それぞれの地域に応じた指標により外皮性能基準の適否判定をおこないます。平成25年省エネ基準では、日本列島を数字の1から8に区分けして、それぞれの区域に応じた外皮平均熱貫流率〔W/(屐Γ法佑隆霆狠佑鮗┐靴討り、その基準値以下であることがもとめられるのです。

地域区分1→0.46以下
地域区分2→0.46以下
地域区分3→0.56以下
地域区分4→0.75以下
地域区分5→0.87以下
地域区分6→0.87以下
地域区分7→0.87以下
地域区分8→ −

弊社設計・施工のゼロ・エネルギー住宅の場合、長野県小諸市に建てましたが、そこは地域区分3にあたり、外皮平均熱貫流率0.56〔W/(屐Γ法法涌焚爾任△襪海箸求められました。

外皮平均熱貫流率とは、住宅の内部から外壁、屋根、天井、床および開口部(窓・ドア)などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値で、熱損失の合計を外皮面積で除した値です。値が小さいほど、省エネルギー性能が高いことを示します。また、換気による熱損失は含みません。

外皮平均熱貫流率〔W/(屐Γ法法諭甞鞍蘿損失量〔W/K〕/外皮面積の合計〔屐

外皮熱損失量と外皮面積の合計は次の式で求めます。

計算式
計算の手順

〔明僂鮟Δ

各部位の熱貫流率を求める

2硬拑昂舷瑤鯀ぶ

こ鞍蘿貫流率を求める←外皮性能基準の適否判定に使用

,量明僂鷲位毎、仕様毎に拾います。また、冷房期の平均日射熱取得率を求める際にも使うので方位毎に拾い、窓については一窓毎に拾います。一次エネルギー消費量基準の計算の際には居室・非居室の面積が必要になるので、床面積は部屋別に求めます。
実際にゼロ・エネルギー住宅の補助金申請時に添付した面積表をpdf資料としてご紹介します。部位毎、窓毎、居室・非居室を一覧にして分かりやすくまとめています。

・外壁面積表・窓面積表 pdf資料
・床面積表 pdf資料
・面積合計一覧 pdf資料

△粒読位の熱貫流率は特定のソフトを使って求めます。入力した仕様から見なし計算を行う仕組みになっています。弊社で使用したソフトは、独立行政法人 建築研究所のHPからダウンロードできます。トップページにある「省エネルギー基準・低炭素建築物認定基準」のアイコンから入り、そこにある「住宅・住戸の外皮性能計算条件入力シート」をダウンロードして、断熱仕様等を入力後、「住宅・住戸の外皮性能の計算プログラム」へXMLファイルとしてアップロードすることで自動計算されます。

の温度差係数とは、部位の隣接する空間との温度差を想定して、貫流熱損失量を補正する係数です。下図のように床下は、熱損失量を低減することができます。

温度差係数の図

 


この温度差係数ですが、上記の「住宅・住戸の外皮性能計算条件入力シート」への必要事項を入力する際、「隣接空間の種別」として入力を求められるので、実際の係数、1.0又は0.7を入力する必要はありません。

・住宅住戸の外皮性能計算条件入力シートより

    壁等−木造 pdf資料
    窓の入力 pdf資料
    ドアの入力 pdf資料
    基礎等 pdf資料

部位別に入力の際は、断熱材の品質から厚み、窓に至っては枠の品質から硝子についても詳細を入力するようになっていますが、仕様の入力が完了すると部位別の熱貫流率がでます。入力が終わったこのファイルを「住宅・住戸の外皮性能の計算プログラム」にアップロードします。


弊社では、設計・施工した住宅が「住宅・住戸の外皮性能の計算プログラム」によって出力された結果により、外皮性能基準に適合しているかどうか判断したわけです。

・外皮性能 計算結果 pdf資料
・外皮性能 計算結果(詳細)pdf資料

外皮性能 計算結果(詳細)から、外皮面積の合計が309.06屐外皮熱損失量が141.39〔W/K〕であることが分かります。
よって、外皮平均熱貫流率は14.139/309.06=0.457となり、0.56≧0.46(小数点第3位切上げ)・・・OK となります。
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